【本】2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」

2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」 2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」
米国国家情報会議,谷町 真珠講談社
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世界でもっとも確実な未来予測をする機関のひとつであると言われる米国情報会議のレポート。
情報公開が進むにしたがって、民間でも見ることができるようになった。
(大統領が見るものはもっと確度が高いものらしい)

そこに書かれているのは、日本人にとって衝撃的な内容。
本の帯にある立花隆氏の言葉が端的に示している。
「日本はもはや復活しない。
アメリカは2年後、中国も12年後にはピークを過ぎる。
すさまじい大変化が起きるだろう。」
米国のレポートだけあって、米国の進む道筋はいくつかの
シナリオが検討されているのだが、日本は単純に衰退していく国
とみなされている。

この米国の分析がどれほどの確度なのかを考える材料もある。
「… この点=「分析」「科学的な立証」では、多民族国家である米国は、他国に比
べて優位に立ちます。民族間の価値観や、それによるバラバラな考え方をまと
めるために、具体的な裏付けや指標となる「分析」および「科学的な立証」に、
米国はどの国よりも長けている国家だからです。」
Future Report Vol.100より

日本が衰退の一途をたどっているというのは、まったく管理されていなかった年金、
ずさんな原発のリスク管理をみても、多くの人が感じたところかもしれない。
約960兆円(!)にも及ぶ国の借金は、減るどころか増える一方で、
この半年で急激な円安により、何かしらの変化は感じられるが、
財政健全化の道筋がたったわけではない。円が1ドル200円程度まで進まないと
日本の財政はクラッシュするという見方も強い。

WORK SHIFTにもあったが、これからの激変する社会で「いかに生きるか」
ということを真剣に考えなければならない時が近づいていることを
思い知らされた。

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3 Comments
  1. Pingback: 5月最後の日のお別れ | ZUZIE's blog

  2. 本書は、「米国の情報機関(国家情報会議)が分析した17年後の未来」であり、巷の近未来SF小説とは似て非なるもの。「序文」の立花隆氏が指摘したように、興味本位の未来予測として誤読してしまわないよう、多少注意が必要です。
    それにしても・・・17年後の世界における「日本」の存在感の乏しさに驚きます。
    第3章(オルターナティブ・ワールド)に2030年のシナリオが4通り紹介されていますが、日本への言及は殆ど有りません。「米国の役割」「欧州」「ロシア」「中国」「インド」・・・それ以外は「その他の新興国」「貧困国」という視点ですから。
    唯一、第2章(ゲーム・チェンジャー)で「最も不安な国・日本」で、急速高齢化と人口減少を危惧されている位で・・・米国の情報機関から見て、近未来のアジアで注視すべきは中国とインドであり、日本は二の次・三の次。これが冷徹な現実のようです。

    • >藻岩山さん
      コメントありがとうございます。
      日本という国の客観的な未来を知ることができたのは、ある意味収穫ですね。
      危機感を持ちながら、個人としていかに生きていくか、考えて進んでいくのがよさそうですね。

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