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未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる 未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる
ちきりん

文藝春秋
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恐れながら、私はこの本の著者であるちきりんさんのことを知らなかった。
関西出身で、日本で最も人気のある個人ブログを執筆され、
かつてあの勝間さんの採用面接を担当したという人だということを。

これは2012年に大ヒットした『WORK SHIFT』(ロンドンビジネススクール教授
リンダ・グラットン氏著)に影響を受けたちきりんさんが、日本人の未来の働き方に
思いを巡らせ、その考えをまとめたものだ。

『WORK SHIFT』でも述べられていたように、世界を変える次の3つの革命的変化は
大きな影響を私達に与えるだろう。
 1.IT革命
 2.グローバリゼーション
 3.人生の長期化
変化に対して考えられる選択肢は
 1.自分でリスクをとり、多大なエネルギーをかけて、勝ち組を目指して戦う道
 2.思い切って世の中の”あるべき論”からきっぱりと降りる道
 3.何も変えないという静観の道
その中でちきりんさんは、職業人生は二回あるという発想を提案する。
2回とは20代から40代までの前期職業人生と、40代後半以降の後期職業人生だ。
それを実行するための発想の転換の方法が後半に述べられる。

私達夫婦はちょうど40代に差し掛かり、初めての子供を授かろうとしている。
これからの生き方、働き方を考えざるを得ない状況という良いタイミングで
この本に出会った。私達は前期職業人生で思い切り働いたので、後半は身を削ってまで
働こうとは考えていない。また、残り何十年も続く人生を、一つの会社や組織に
頼って生きていこうとも思わない。ここでは発想の転換が求められるところだが、
ちきりんさんにはよいヒントを頂いたと思う。

”変化をコントロールする最善の方法は、自ら変化をつくりだすことである”
(P.F.ドラッカー)

3の選択肢をとって何も変えない、のではなく、
私達は別の方法をとる道を進もう。


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