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作ることで学ぶ ―Makerを育てる新しい教育のメソッド (Make:Japan Books)作ることで学ぶ ―Makerを育てる新しい教育のメソッド (Make:Japan Books)
Sylvia Libow Martinez,Gary Stager,阿部 和広,酒匂 寛

オライリージャパン
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ここしばらくの必須リテラシーと言えば、英語とITだった。ところが時代はどんどん進歩している。オバマ大統領は演説の中で3Dプリンタをアメリカのすべての学校に導入する狙いを明らかにした。MITはガーシェンフェルド教授の「(ほぼ) なんでも作る方法」という講座が人気を博し、世界中にファブラボという工作機械などのシェアスペースを広めるきっかけを作った。この講座のタイトルが示すとおり、特定の組織に属したり高額な工作機械を購入しなくても、個人でモノ作りができる時代がやってきているのだ。その詳細は『メイカーズ/クリス・アンダーソン』に譲るとして。時代が大きく変わろうとする中で、自分の子供にどのような教育を受けさせればよいのか考えた。英語とITはもはやある程度できて当然であり、その先に必要なものは何か、というヒントがこの本にあると考えたのだ。アメリカではSTEAM (Science, Technology, ARTS, and Math)という教育がイノベーションを起こすと考えられており、メイキング、ティンカリングそしてエンジニアリングといった方法で実践できるという。この本は教師や主催者の立場でこれらの考え方を取り入れた「作ることで学ぶ」方法を記している。Webの世界で起こっていた、助け合いやコラボレーション、創造というものがいよいよリアルの世界にもやってきたようだ。日本の学校でここまで実践できるところは少ないかもしれないが、Fablab(ファブラボ)や一部の教育機関で実際に行われつつある。自分自身も作ることで学び、それを伝えていきたい。

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