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(097)NASA式 最強の健康法 (ポプラ新書)(097)NASA式 最強の健康法 (ポプラ新書)
ジョーン ヴァーニカス,Joan Vernikos,堀川 志野舞

ポプラ社
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著者はNASAのライフサイエンス機関のディレクター。重力が健康に与える影響に関する研究のパイオニア。

世界の人々の健康状態は悪化している。その原因はウィルスでも有害な汚染物質でもなく、おそらく産業革命のあいだに都会化されていったライフスタイルの変化こそが原因である。ますます身体を動かさない仕事をしながら、必要ないほどたくさん食べている。その対策はたくさん運動をすることではなく、日常生活の中に運動を取り入れることだ。中でも重力を意識した運動は大きな効果がある。なぜなら過重力は骨密度を上げる効果などが実証されているからだ。というのが本書の大意。

私は腕時計型の活動量計をつけているので、座っている時間が長いとヴァイブレーションで「動きましょう」と促される。意識しなければ、座りっぱなしの時間が長くなってしまうことを実感しているのだが、この本を読むとそれがいかに体に悪影響を及ぼしているかを再認識する。

ブランコやジャンプなどの運動も体によいそうで、著者は大人向けの運動器具を備えた遊園地のようなものがあってもよいのではないかと提案していた。高齢化社会になるにつれアンチエイジングが叫ばれるようになってきたが、これだけ過重力のよい影響が示されるなら、今後フィットネスクラブなどに専用の器具を備えるところが出てくるだろう。

我が家では本書の内容を実践することで、自身だけでなく高齢の母の健康維持に役立てようと思う。

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