【本】ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング/エディー・ジョーンズ

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エディー・ジョーンズ

講談社
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ラグビーW杯で日本代表が最強の南アフリカを破るという「GIANT KILLING」のYouTubeを何度見たかわからない。その映像にも映っていたエディー・ジョーンズという監督のことはよく知らなかったが、それ以来どんな人物か気になっていたのでこの本を手に取った。

元教師であり、日本人の血も混ざっているというエディー氏は非常に観察力があり、異文化を理解する能力があり、相手の背景を理解した上でコミュニケーションが取れるという素晴らしい指導者であることがわかった。また、勉強家であり優秀な選手や指導者には直接会いに行き話しを聞き、難しい日本の格言や文化をよく理解されていたので驚いた。

私がキンドル上でマーカーをひいた中でも強く印象に残ったのは以下のくだり。
「私はいろんな国の選手を指導してきましたが、努力が一番不足していると感じたのは、日本人です。」
「今の日本におけるスポーツの地位、特に学校の部活動のやり方は、明らかに間違っています。」
「勇気とは、慣れ親しんだ自分を捨てること」
「人間にとって、冒険することは絶対に必要です。冒険しないと、人は後退するだけだと思います。」

先日入手したAERAではエディージャパンで多くのスタッフが入れ替わっていった中で最後まで残ったメンタルコーチの荒木香織さんがこう言っている。
「みなさんにわかってほしいのは、私の経験とか感覚だけで、スポーツ心理学を伝えているわけじゃないということ、きちんとした理論があってこそなんです。」

フィジカルでトップクラスの国々に劣る日本代表をあそこまで強くしたのは、日本の体育会系にあるような「根性」論に基づいたものではなく、きちんとした理論に裏付けされた指導と人間力だったことがわかる。日本ではブラック企業や長時間労働が問題になっているところだが、この本のタイトルにある「ハードワーク」の意味を考えさせられる一冊だった。







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