現状の運転支援システムは高齢者には扱いにくいのではないか

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ここしばらく運転支援システムが搭載された複数の車両に乗ってみて、これは高齢者には扱いにくいのではないかと感じるようになった。
その理由はいくつかある。

1 作動するまでに複数の手順
ACCと呼ばれる、前を走行している車両に追従して走行して、いわゆる自動ブレーキもしてくれる機能は非常に便利で高速道路での渋滞ではありがたい。ただ、操作はというと
1)機能をON(省略の場合もあり)
2)SETを押して起動
3)速度、車間距離を設定
確かに必要な手順なのだけど、手元の小さなボタンを複数押すのは高齢者には難しそうだ。事実、ディーラーの営業さんに聞くところでは、最新の装備を備えた車両を購入された方でも、このような運転支援システムの操作が難しくて使っていないという方は少なくないそうだ。

2 小さな画面表示
ACCは前走車がいないと、定速走行に切り替わってしまう。再び前方に車両が接近するとACCに切り替わるのだが、これがときどき切り替わらずに接近してもブレーキがかからず一定速度のままで突っ込んでいくということが、ある。それを見極めるには画面のアイコンを見てどちらのモードになっているか確認する必要があるのだが、これがまた小さくて高齢者には視認性がよろしくない。

3 市街地で使いにくい
T字路で右左折の信号待ち後のコーナー侵入時に、前の車列を認識しなくなった途端に突然スピードがあがる(設定速度に合わせようとする)。これが非常に怖い。自動ブレーキもレーンキープもACCを作動させていないと有効にならない。だがそのACCを市街地で使うのは少々難しい。

4 安全のためにブレーキを踏まないという矛盾
私の母親は高速道路で追従走行をして自動ブレーキがかかるのは余計に緊張するという。本当に止まってくれるのか不安が拭えないのだろう。ACCはブレーキを踏むと解除されてしまうので、最後の瞬間までクルマに身を委ねてブレーキを踏まないでおくと、自動ブレーキが作動する。これは慣れるのは難しいだろう。

このところ高齢者による暴走事故の報道をよく見かけるが、上記のような運転支援システムからもう一歩進んで扱いやすいものになることを期待したい。

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