photo:今日の娘
予定日から10日遅れたものの、入院から3時間での出産で
母子ともに無事で健康だったことは上出来だろう。
ここまでたどり着くには、実はやさしい道のりではなかった。
2年前の結婚からすぐに妊娠したのだが、稽留流産した。
妊娠はタイミングがあっても100%成功ではなく、仕方のないこともある
と聞いて、もう一度チャレンジしたが再び流産。
年齢で確率が下がっているのだから、がんばるしかない、とチャレンジしたら
三度の流産。この時病院で告知を受けた嫁は、ショックのあまりその場で気を失って倒れた。
このあと嫁がエラかったのは、過去2回の時のように悲嘆にくれることはせず
さすがに3回続くのは確率的におかしいので、他に原因があるに違いない
と判断して不育治療に切り替え、日本トップクラスの病院に速攻でアポをとったことだ。
不育治療は原因の特定が難しいため、数多くの因子をとにかくつぶしていく、
というアプローチをする。我々の場合、幸運にも治療が功を奏してすぐに
妊娠することができ、今に至ることができた。
私はオープンな方なので、この話を周りにすると結構な数で同じように
悲しい経験をされた方がいらっしゃることがわかった。確かに確率的なものも
あるのだけれど、何度か続く方は是非とも科学的なアプローチも試して頂きたい。
また、30歳以上の女性で、子供を希望しているが先延ばしにしている方は
是非とも早めのチャレンジをオススメしたい。我々のような結果だけを受け取って
「今は高齢でもなんとかなるので、まだしばらくは子供はいらない(でもいつかは欲しい)」
という人に何人か出会った。確かに高齢でもうまくいくことはあるが
それはあくまで結果であって、確率はどんどん下がるし、場合によっては
時間と費用と精神を大きく消費することにもなるので、覚えておいてほしい。
子供を希望されているすべての方々に、祝福がありますように。
コメント
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我が家も治療組です。筋腫の手術きっかけに、そのまま不妊治療に入りました。私の場合は、幸い三度目で着床してくれ、治療一年で授かったけれど、長くかかるご夫婦も多かったです。従姉妹夫婦は子供を諦め、犬と猫を飼い始めたり…。
遅い年齢での出産も大変でしたが、今感じるのは、育児も体力勝負で…(^^;; 子供のパワーアップについていけません。
パパも、退院後は忙しくなるよ〜。がんばって〜( ´ ▽ ` )ノ
大変だったねえ。でも本当によかったねえ。
この話をすると、「実は私も、、」と打ち明けてくださる方が多くて驚きました。
4回流産して、最終的に4人の子供を授かった方もいらっしゃいました。
つらい経験を乗り越えるメンタル・タフネスと周囲のサポートが大事なんだな
とつくづく感じました。
最終的には体力だよね。がんばるよ。ありがとう!