life is like a bike

Rapha Prestige Kumano(=RPKumano)は和歌山県熊野に設定された約150km、2600mアップの山岳コースをチームで辿るライドイベントだ。6月の開催予定が台風接近により9月末に延期となっていた。



8月は地獄のような暑さでまともな練習すらできず、8月末にコロナに罹患し、地域や町内のイベント目白押しの9月はあっという間に過ぎ、気がつけば当日が近づいていた。発熱は引いていたものの9月も練習はままならず。聞いていた通りの微妙な倦怠感と鼻と喉の不調が続き、出発前夜は「前半はなんとかくらいついて、後半は離脱してサイクルトレインに乗ろうか」とかなり自信のない状態だった。



現地は本州最南端であり、山岳部では携帯の電波も入らないエリアがあるというオフラインな世界。次々とやってくる日常の雑事からも、押し寄せる情報の波からも切断され、仲間とともに未知のコースに挑むことだけに集中する。



 



チームの走力から計算すると規定の時間内にゴールするには休憩やチェックポイントでのんびりしている時間はないとの判断で、ほぼほぼ息つく間もなくゴールを目指す。これが集中を切らさず、弱音が頭をよぎることも許さず、結果的によかったようだ。後半は雨が降り出し、やや暗くなりかけてきた中でゴールすることができた!ゆっくり他のチームと話したり、観光地でのんびりしたりという気持ちもあったが、やはり設定された目標(制限時間)をクリアすることが第一義との考えに切り替えてよかった。

最近のグラベル多過ぎなコースレイアウトからグラベルメインのイベントが分離され、本来のプレステージとも言える今回のコースは@keitsujiがローカルライダーと作り込んだ、大変素晴らしいものだった。グラベルはほぼなかったものの、かといって単純なターマックでもなく、よくこんなルートを引いたものだと関心した。



旅にもライドにもトラブルはつきもので、輪行往路の在来線ダイヤが大幅に乱れて、予約のくろしおに乗れるかヒヤヒヤするわ、いざ走り出したらスプロケットに微妙な振動音がするわ(直前の交換で10速救済カセットの薄いスペーサーのつけ忘れ、、)、帰りは串本駅の改札入場直前でチケットの入った財布がいつものところに入ってなくてパニックになるわ、まあいろいろあったが終わりよければすべてよし!

アフターパーティーで旧知の仲間たちとも話したところ、私より本番近くでコロナに罹患した仲間もいるし、同じような年代の子供を持つ仲間はやっぱり練習時間の確保が難しいまま本番に突入していた。しんどいのは私だけではなかったし、同じようなライフステージにいる仲間はやはり同じような状況なんだな。



いつも先頭を引っ張ってくれる上に、ゼッケンと打ち上げ用チームT作ってくれた@ansyan ありがとう!
完璧なタイムスケジュールでチームを運行してくれた@hirxakai ありがとう!
紅一点、最後まで一緒に走り切ったカトリーヌ、がんばったね!
安定した走りと豪快な飲みっぷりで場を明るくしてくれた竹内さん、楽しかったす!

運営に携わったみなさん、沿道で応援してくれた地元のキッズたち、忙しい中での遠征を快く送り出してくれた家族に感謝。

Bike:CANYON Grail, Sprocket:11-34T, Tire:Pirelli Cinturato 28c, Photo(main):@keitsuji

おまけ
ドーピング:ユンケル、アミノバリューPro(これが効いた気がする)、QPコーワゴールド2錠、C8オイル
アフターパーティーも楽しかった。一番遠方から来た人!とか都道府県別の参加人数とか発表しても面白かったかも。
残念ながら怪我人を複数見聞きしたので、ヒヤリハットも含めてどのような状況で起こったかは共有してもいいと思う。
荒れた山岳道路は危険も多く、特に経験の少ない人には情報共有が大事だろう。今後の安全な開催のためにも。

 

 

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