life is like a bike

R0022927

自転車は長く楽しみたいと思っているが、やはり年齢とともに
肉体的なパフォーマンスは低下するのは避けられないので
いつかは乗れなくなる日が来るのだとは思っている。

年をとっても、楽しみ続けることができるものを考えるとやはり音楽だ。
嫁さんがピアノで私がベースで、夫婦でいつまでも楽しく
セッションできたらいいだろうなとなんとなく考えていた。

そんな時に目にしたのが本日のコンサートのポスターだった。
地元のピアニストとベーシストが演奏するという。
地元の小さなホールに向かうと、そこにはベーゼンドルファーと
その横にウッドベースが。小学生の頃に背が高いという
理由だけで一度コントラバスを演奏したことがあったが、
久しぶりに間近で見るとなかなかの存在感だ。

演奏者の若い二人はクラシックもジャズもジャンルを超えて
楽しそうに、気持ちよさそうに演奏した。
我々の席はベースの目の前だったので、ベーシストの弦さばきを
間近でみることができた。ベースの演奏は想像と違って、
まるで社交ダンスをしているかのように、楽器と一体となって
ある時は軽やかに、ある時は激しく低音を響かせた。

ベーシストはある楽曲中では演奏の途中でチェロ>ベース>チェロと
楽器を取り替えて演奏した。途中のMCに寄ると、楽器の違いによる
奏法の違いは大したものではないらしい。
それは我々サイクリストからすると、基本の乗り方をマスターすれば
RoadもXCもCXも似たようなものですよ、というようなものだろうか。
自分で曲を創りだし、ある時は原曲を自由にアレンジして、
そして演奏しているその瞬間の流れで自由にセッションするのは
走りながら自由にコースやトレイルを組み立てるような感覚だろうか。

自転車がブームになり、中高年の方々が走っているのをよく見かけるように
なった。音楽はそんな年代から始めて、彼らのようにとまでは
いかないまでも、楽しめる程度にまでは上達するのだろうか。
ベースはどこで手に入れ、どこで習うのがよいのだろうか。

今日のコンサートによって、地元では結構な数の音楽イベントが
開催されていること、その会場がいくつかあること、地元に活動的な
ミュージシャンがいることを知った。

いいきっかけを与えてくれた素敵な夜になった。

R0022928

八重尾雄太&長谷川光
Piano&Bass Stringsによるアコースティックコンサート
@松風ギャラリー

<Play List>
sunrise(original)
夜が来る(サントリーCM曲)
りんご追分
Moon river
Foo-Ryu(original)
Fly me to the moon
Canon

無伴奏チェロ組曲より
愛の挨拶
where is love(original)
blue sky(original)
即興タイム(guestが選んだ3音から)
光と黒鍵(original)

<encore>
うれしいひな祭り
絆(praying for 3.11)

 


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