life is like a bike

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たつのマウンテンバイク協会が主催する菖蒲谷エンデューロに参加した。
なんと約20年ぶりのXCO(クロカン)で、しかもソロで3時間耐久。

うむー、なんでこんなことになっているのか、自分でもよくわからんが、
野辺山でツンドラカップというグラスルーツの雪上クロスをやっているのに
刺激されて、俺もローカルのレースに出てみようと思って探しあてたのがこれだった。

たつの市街から北上してひと気の無い山をしばらく上ると小さな駐車場が。
受付でゼッケンをもらった時に、ちらっと参加者リストをみると、
なんと全7チームのようだ。いいねぇ、ローカルレース。

写真はスタート風景。
なんとシマノの島田真琴さんがいた。関西シクロクロスのC1を走る選手だ。
私は最後尾からのスタート。

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山のトレイルがコースなので、いきなりこんな勾配の坂を上る。
起伏と変化に富んだ、よく考えられた楽しいコースだった。
結局1レースで1000m以上の獲得標高だった。

周辺の気温は-1℃。昨夜の雨で濡れた路面は凍りついていたが
2周目での雪雲の通過で、あっという間にうっすらと積雪し、
3周目以降は日差しで氷が溶けて、ドロドロという
刻々と変わる路面コンディションに対応する面白さもあった。

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参加者のほとんどが、最新の機材で挑む中、私のバイクは20年前の
Specialized M2 Comp。学生時代はヒロチェとこのバイクで
関西のあちこちのレースに参戦したものだった。

普段はご近所ポタリング用になっていて、レースに耐えうるのか
不安だったので、様子を見ながら走る。
タイヤだけは最近新しくしていたので、トラクションは問題なかった。

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とはいうものの、ステムはプレイバイク風にショートになっていて
上りのバランスが取りづらい。小学生高学年くらいの女の子に
軽々と抜かれてしまった。やっぱり普段トレイルを走っている人は
身のこなしが違う。いや、俺が遅いだけか(爆)。

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毎周回ごとにピット(駐車場)で各部をチェック、調整しながら走っていた。
4周回目を終えた時点で、リアのシフトがどうもおかしいと思いみてみると
アウターケーブルがストッパーから外れて入らなくなってしまっていた。

既に傷んでいたのか、どこかでヒットしたのかは分からない。
これではもう起伏の富んだトレイルで、思い通りのシフティングができない。
ラストもう1周走りたい気持ちもあったが、ここで断念することにした。

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トレイルを走るのはとても楽しい。
しかしながら、山の中の1周7km弱もあるコースを走っていると
参加者が少ないのと、実力差でバラけたこともあって、3時間ほぼ一人旅だった。
途中スタッフがちらほらいるだけで、応援する観客はおらず、
MCもBGMもなく、関西シクロクロスの雰囲気と大きく違った。

盛り上がりを見せるシクロクロスと違って、マウンテンバイクの人気が
下降気味だとは聞いたことがあったが、その現状を見た思いだった。
しかし、ブームが去って、それでもまだ走っているのは本当に
好きな人達だと思うので、それはそれでよいことかもしれない。
知り合いのまったくいない会場だったが、スタッフの方々には
気さくに声をかけて頂いたし、レースにもギスギスしたところがまったくなく
とても気持ちよく楽しめることができた。

主催の小野さんとお話をしたところ、運営は非常に大変だという。
シクロクロスの3倍以上の距離のコースを確保、設計、整備するのは
人出と時間がかかることだろう。楽しく遊ばせて頂いて感謝です。

会場のたつの市とは無縁ではなくて、昨年10月に103歳で亡くなられた
嫁さんの御祖母様が住んでおられた地だった。その御祖母様のお墓参りをして
地元名産の揖保乃糸を使ったおいしいにゅうめんを頂いて帰路に着いた。

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