life is like a bike

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photo:我が家のひまわり。葉の色は悪いけど、花はきれいに咲いた。

それはある意味において正しく、ある意味において間違っていると思う。それは植物を育てているとよくわかる。適度な日当たりと、水やりと、養分のある土があればそれこそ放っておいても育つ。育てる側は、静かに見守って、時々害虫や雑草を取り除いてやればよい。逆に条件の悪い場所だと、放っておけば枯れてしまうのはもちろんのこと、どんなに水をやっても、肥料をやっても元気に育たない。大きくなってしまえば、ある程度放っておいても育っていくが、芽が出て枝や茎がしっかりするまでは手間がかかるのは、植物も人間も同じ。

人間をパソコンの構成に置き換える考え方もある。「三つ子の魂百まで」というが、魂というのはパソコンで言うOS(例:WindowsやMacなどのオペレーションシステム)にあたるのだとか。赤ちゃんのうちに魂という名のOSが形成されていく。大人になるにつれて学習やトレーニングというアプリで能力を拡張していくが、その土台はOS(魂)であり、OSがしっかりしていなければ、どんなに高度で良質なアプリをインストールしたところで、動作が遅かったり、時にはフリーズしたりしてしまうかもしれない。OS(魂)さえしっかりしていれば、あとは放っておいても子供は自らの意思によって道を切り開いていくだろう。

最近のニュースで耳にするような未成年の凶悪な犯罪は、OS(魂)の不具合の結果と考えられなくもない。育児の場にいると、いろいろな親の姿を見聞きすることがある。スマホに夢中で子供に目をくれない親、子供がぐずったり泣いたりするとすぐにスマホ(ゲームとか)を与える親、子供を集めてテレビばかり見せている保育所。そんな環境では子供の体は育つかもしれないが、魂は育たない。そう考えると、ある意味で、放っておいても子供が育つための土台と環境をつくってやるのが親の務めなのかもしれないと思う。

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