安部首相はピケティに会ったのだろうか

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安部首相は先の国会代表質問で「頑張れば報われるという社会の実現に向け、尽力してまいります。」という答弁をした。これはつまり、現代社会は頑張っても報われない社会だ、と言っているようなもの。

それを端的に表しているのが、つい先日来日していたフランスの若き経済学者トマ・ピケティの提唱する「r > g」という不等式だ。rは資本ストックの収益率、gは経済成長率を表している。これが表すのは、株や不動産、債権などへの投資による資本収益率は、常に労働によって得られる賃金の成長率を常に上回るということ。金持ちは余分なお金があるから、それらを投資に回すとそれがさらに効率よく金を産む。一般人は投資に回せる額も給料の伸びも微々たるもので、人によっては投資どころか貯蓄すらままならない。こうやって金持ちと一般人との格差は広がる一方だというのが、膨大なデータから明らかになったという。

鳩山由紀夫氏は最近まで親から月1500万円もらっていたことがニュースになったが、身の回りを見渡しても金のあるところには更に金が集まるようになっているのだなあ、と思う。ピケティは格差解消には世界的な資本課税が必要だと首長しているが、安部首相はその考えには否定的なようだ。手持ちの多寡にかかわらず、人は奪われることに関しては拒否感を持つものだろうと思うので、この格差問題が解決することは難しいだろう。

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