21年目の1.17

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帰省の機会があったので、翌朝に阪神大震災の追悼行事に参加してきた。時代が変わったなと思うのは、あちこちでスマホで写真を撮る姿が見られた(私もその1人)ことと、ロウソクを灯す竹の灯籠を作っておられた方々が恒例を理由に別の組織に業務を譲ったこと。あとでニュースで知ったのだが、このような追悼行事は震災20周年の時に比べ半減したそうだ。5時46分の黙祷の直後のスピーチで話された方が、昨年の20年目でようやく母を失った心の整理がついた、と言われていたのが印象的だった(その方は母の教え子のお母様だった)。

辛いことや悲しいことはいつまでも引きずっていては、なかなか前に進めないものだと思うが、1年に1度はこうやって当時に思いを馳せるのもいいことではないかと思う。カタルシスとは演劇用語で「観者の魂に『怖れと憐れみ』によって浄化を起こすもの」(wikipedia)という意味だ。演劇と同様、多くの人と集い感情を共有することは、それぞれが経験した大きな悲しみを少しずつ少しずつ浄化していくのものなのだろう。黙祷の静寂の時間に周囲から聞こえる鼻をすする音に囲まれて、そんなことを思っていた。

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