メンズルーム

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我が家は生殖可能な年齢の上限に差し掛かっている中で、なんとかもう一子もうけたいので最後のチャレンジをしようということになった。そのためには残された時間が少ないということで体外授精を選択した。

女性側は注射をうったり点鼻をしたりして人工的にホルモンをコントロールして、卵を溜めて溜めて取り出すまでがまあ大変。男性側はというと、女性側のサポートはもちろんだが、役割としては精子を提供するという一点に尽きる。

これまでマスターベイションといえば、人目を忍んでこっそりというものだったが、人工授精となると決められた時間に決められた場所で、さあ出してくださいとなるわけで、これがものすごいプレッシャーでなんとも言えない気分だ。

今日は病院で「メンズルーム」なるものに案内された。狭い個室に椅子、AV機器とヘッドホン、アダルト系DVD、容器が置いてあり、なんとも殺伐としたところで、案内されて部屋をみたとたん思わず笑ってしまった。ランスアームストロングの自伝の中で、彼が癌治療をする前に精子を保存するために同じような部屋に案内されたときの描写があったのを思い出した。彼はあまりにも虚しくて泣き出した、と書いてあったと記憶している。彼とは状況が異なるが、虚しく感じようがなんだろうが前に進まなければならないときも人生にはあるんだな、と感じた今日の一コマだった。

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