life is like a bike

最近気になっていた草間彌生さん
赤い髪をしてメディアに露出するこの女性は誰なんだろう、と思っていたところ、結婚式で東京に出向く機会を得たので国立新美術館へと足を運んだ。


おっと、現地は入館前から草間ワールドが広がっているではないか。



入場は40分待ちとの表示で、長蛇の列をくねくね前に進んでいくうちに30分強くらいで入場できた。



草間さんは幼少期から統合失調症による幻聴と幻覚に悩まされていたが、そこから逃れるために絵を書き始めた。日本で学んだ後に渡米し前衛的な表現を強めていき、メッシュや突起物、ドットなどの反復を特徴とする作風にいたった。



展示は広いホールの4面が正方形の抽象画で埋め尽くされていて、その数とそれぞれの画に込められた思いに圧倒された。








こんなかぼちゃ、直島にもあったなあ。

開会式での草間さんのことば

「さあ、戦いは無限だ
もっと独創的な作品をたくさんつくりたい
その事を考えると眠れない夜が続きます
創作の思いは未知の神秘への憧れだったのでした
私は前衛芸術家として宇宙の果てまでも闘いたい
倒れてしまうまで」

高齢になり命の終焉を見据えた上で発せられるメッセージと、魂を注いで描かれた画に久しぶりに心を揺さぶられる体験をした。

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