【本】スタンフォード大学dスクールが実践する創造性を最大化する「場」のつくり方 make space

MAKE SPACE メイク・スペース スタンフォード大学dスクールが実践する創造性を最大化する「場」のつくり方 MAKE SPACE メイク・スペース スタンフォード大学dスクールが実践する創造性を最大化する「場」のつくり方
スコット・ドーリー,スコット・ウィットフト,イトーキ オフィス総合研究所,藤原朝子

CCCメディアハウス
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以前読んだ本で、いまイノベーションを生み出す手法として注目されている「デザイン思考」について触れてあって、チームで意見を出し合って、とにかく素早くアウトプットするこを重要視して、書き出したり、プロトタイプをつくったりする手法とその環境が記憶に残っていた。本書はその「環境」とか「場」と呼ばれるもののつくり方について、豊富な写真とともにその方法を記した珍しい本だ。

私はちょうど六甲山上のある場所の所有者とともに現地をリニューアルして「場」を作ることになり、市役所にプレゼンして資金を調達し、各種の申請をして工事の準備をしているところだったので、本書の内容が非常に興味があった。

ホームセンターなどで売っている資材を使って、仕切りやイス、テーブル、可動式のストレージなどを作る方法と、その場がどのような心理的効果をもたらすのかが興味深く書かれていた。実現してみたいと思ったのはPhoto boothだ。サイトの作成や広告でも写真は必要で、ミニスタジオのようなものがあればとても有用だと思うからだ。

メインのコンテンツも興味深いが、巻末のイトーキオフィス総合研究所所長の谷口氏の解説も素晴らしかった。日本の一般的なオフィス環境の分析によると、組織構造やワークスタイルの変化が進む一方で日本のオフィス空間は組織図に沿ってレイアウトしたものになっているという。ドラッカーのいう知識労働者が必要とされるところでは、クリエイティビティを伸ばすための空間が必要になるのだと。なるほど。

新しいオフィスだけでなく、自宅でさえも、クリエイティビティ溢れる空間にできるのではないか、と思わせるヒントに溢れた本だった。

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