自転車が"ブーム"と言われているが
確かに走っていると、結構な数のサイクリストを
見かけるようになったし、専門店に行くと
店内が混み合っていることが多くなった。

そんな現象を読み解く、という特集になっている。
内容は大きく言って以下の通り
1.自転車ブームの検証
2.自転車関連企業の紹介
3.自転車社会に向けての課題
4.自転車イベントや楽しみ方の紹介

興味深いのは1の中で取り上げられている
「増加する自転車通勤者　後手に回る企業側の対応」
というもの。
大手企業180社にアンケートを取って自転車通勤の
対応状況を調べている。
それによると大手企業の半数が自転車通勤を
認めていないそうだ。

私の自転車仲間にも自転車通勤事情をヒアリングしてみた。
■SANYO
自転車通勤者には車通勤の場合の
ガソリン代と同額が支給される。
つまりガソリンが値上がりすれば
支給額も増える。
疋田さんの著書でも紹介されていたとおり
洲本工場では自転車通勤が推奨されている。

50万以上するエネループバイクで通勤する
人はこれから登場するのだろうか。。

■CANON
自転車通勤可能。
電車通勤で申請していても
自転車通勤してもよい。
自転車通勤で申請すると
通勤手当は支給されない。

こちらのみなさんは大らかな感じの方が多い
気がするが、会社も懐が深いようだ。
社風が社員に影響を与えるのだろうか。

■SONY
本社勤務の友人に聞いたところ、全面禁止だそうだ。。
まあ品川本社は都心のど真ん中なので
分からなくもないが、地方の工場はどうなのか
わからない。

近くでは三菱重工も川崎重工もOKの様子。
工場敷地内が広大なので、敷地内の移動でも
自転車が使われている。

ちなみに私は転倒事故で迷惑をかけてしまったので
もう今の会社では自転車通勤は難しそうだ。
当の本人が言えた事ではないかもしれないが
自己責任とか再チャレンジを許容しない風土は
ちょっと残念だ。

ダイヤモンドの記事にもあるように、自転車通勤者が
急増する中で、道路事情、駐輪場事情、トラブル時の
対応などの問題が浮かび上がってきている。

私はこのように問題がでてくるのは良い事だと思う。
問題が分かれば、解決にむけて動いていけば
よいのだから。今までは問題が問題として
取り上げられることすら少なかったのだから。

「エコで健康的で経済的　自転車は日本の救世主か？」
と目次にあるが、大げさなことでは無いと思う。
TREKのCMでLanceが言っていたように
私は自転車の可能性を信じている。