life is like a bike



須磨寺は源平、一ノ谷の合戦の旧跡が残る地。



そして、今から八百年前にここで平敦盛・熊谷直実の一騎討ちがあった。
この史実に由来して、マウンテンバイク・デュアルダウンヒルレースが開催された。



ライダーは源平に別れ、それぞれ一騎打ちを重ねてトーナメントを
勝ち上がっていく。



こんな粋なイベントを仕掛けるのはRed Bull.
かわいいおねえちゃんがサンプルを配っていた。

私は実家に帰省して、家まで自走で帰るついでにここに立ち寄ったのだが
自転車競技の人っぽく見えたらしく「頑張ってください!」なんて
声をかけられてしまつた。 仲間の応援なんですけどね。
結婚して引っ越してなかなか会わなくなった懐かしい面子たちが出走するのだ。



DJのお兄ちゃんが盛り上げる。



ロードのビンディングシューズなもんで、ダウンヒルの急傾斜のコースまで
立ち入るのは諦めて、境内で観戦する。



自転車で階段を降るなんて、一般の人からみたらとんでもないことだが、
このダウンヒラーという種類の自転車乗りは、恐れることなく突っ込んでいく。



2分足らずの時間の中で、集中力と反射神経を極限まで研ぎ澄ませて
急傾斜を駆け抜け、相手より先にゴールテープを切ったものが勝者となる。



おお!我らが0kubo師匠がデッドヒートで突っ込んできた!!



結果は僅かに及ばず。残念。
ゴールした途端にインタビューを受ける。
やはりテクニカルで難しいコースらしい。



レースが終わればお互いの健闘を讃え合う。
大きく差が開くレースが多い中、このレースが一番接戦だった。



私がマウンテンバイクを始めた20年前、
日本のトップライダーはリジッドバイクで世界に挑んでいた。
今やその機材は驚くべき進化を遂げ、写真のような階段を駆け下りても
ライダーはほとんど衝撃を感じない程になった。

見た目に反して車重は意外なほど軽く、
強力な制動力を持つディスクブレーキを備え、
ペダリングロスも少なくなった。

機材とプロテクターが進化したので、このような高速かつテクニカルで
リスキーなコースでもレースが開催されるようになったのだ。

会場を提供した須磨寺と、斬新な企画を実行に移した
Red Bullには敬意を評したい。

ただ、残念なことにレースのテンポと会場の運営がもう一つで
一組が通り過ぎた後、次の組が来るのがいつになるのか、
MCですらわかっていなかったので、間延びした会場の空気だった。
スタッフ間の連携がなく、全体を見ているディレクターのような
役職の人がいないような感じだった。

次回に期待したい。

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  1. 2012年 11月 25日

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