life is like a bike

落車から2週間たって、顔の傷はほぼ癒えた。
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湿潤療法を用いると、治りが非常に早い。
ここで治療の手順をまとめておく。

<状況>
ハンドル操作の誤りによって、歩道の段差に乗り上げ落車。
右耳の下からアゴにかけて広範囲に擦過傷、アゴには裂傷。
血が滴り落ちるほどの出血(顔は出血量が多い)。

<対応>
・まず傷口周辺の汚れを洗い落とす。
痛くてもめり込んだ砂などを取り出す。※1
・アゴの裂傷(2cm弱)からの出血が多いので
ティッシュで2〜3分ぐっと押さえて圧迫止血する。※2
・出血が止まったことを確認したら、創傷部を覆って乾かないようにする。
ワセリンを塗った上からサランラップを貼るか、キズパワーパッドなどを貼り付ける。
・創傷部から自己再生のための体液がどんどん出てくるので、
ラップやキズパワーパッドから溢れだしたら交換する。
交換の際は、創傷部を軽くお湯で洗い流す。
私の場合10日くらいで体液はほとんど出なくなった。

※1 この時に絶対消毒液を使わない。治癒のための体液を殺してしまう。
状況があまりにひどい場合は病院へ行く。
※2 女性の場合、裂傷を確実にきれいに治したいなら病院で縫合してもらう。
男性でも3cm以上の裂傷なら縫合したほうがよい。
※3 テープ等が貼り付きやすく、また、その後剥がしやすくするために
創傷部周辺のヒゲ、体毛は剃っておくとよい。
普通の絆創膏やガーゼを貼り付けると、創傷部に張り付いてしまい、
剥がす時に再生した皮膚まで引き剥がすことになってしまう。

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とにかく傷を乾かさないで、湧き出てくる体液を留めておくようにすると(写真)
驚くほど早く、しかもきれいに皮膚が再生する。

<注意>
・再生した新しい皮膚は紫外線に弱いので、日焼け止めを塗り
なるべく日光にあてないようにする。日光に晒してしまった場合、
皮膚が紫外線から守ろうとメラニンを沈着させてしまう。
・創傷部の汚れを十分に落としきれなかった場合、また夏場で雑菌が繁殖しやすい
環境の場合、嫌な匂いがしたり化膿したりすることがある。状況が悪化する前に
病院へ行く。

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自宅で治療する自信がない場合は、病院へ行くとよい。
擦過傷や火傷に対して湿潤療法は主流になってきているが
未だにマキロン塗って絆創膏を貼る、という病院もあるらしいので
治療法を確認してから受診したほうがよい。

コメント

    • そんち
    • 2013年 1月 31日
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    綺麗に治りましたね♪

    ネット上に怪我を公開するのは大変な勇気だと思います。

    お大事に。

      • ZUZIE
      • 2013年 2月 03日
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      ありがとうございます。
      この役に立つ新しい治療法を知らない人が多いので
      少しでも役にたてば、と思いまして。
      それにしても、ドン臭いですねw

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