兄弟でバスクの旅 その2 グッゲンハイム美術館(@ビルバオ)

「ビルバオで感じるべきは、『箱もので地域が変わる!』ということです。ただ、
その箱ものは『考えられないほどぶっ飛んだ』クリエイティブ溢れる箱ものであり、
同時に『建築後の企画運営こそがもっとも大事』というソフト重視であることです。
ビルバオには世界遺産もありますが、グッゲンハイム美術館がすべてだと思います。
ここを徹底的に見るべきです。都市再生のすべてがあります。館内のレストランもオススメです!」

┃高┃城┃未┃来┃研┃究┃所┃【Future Report】より

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鈍い輝きを放つ外観はすべてチタン!
平らな面が一切ないとされる有機的な形は、どこかで見たことがあるような
と思って調べたら、この美術館と神戸のフィッシュダンスホールを設計したのは
アメリカのフランク・ゲーリーという建築家だった。

私は早朝の散歩から、ディナーの後まで一日を通してこの美術館の姿を見た。
どこから見ても一目でわかる異様な外観でありながら、地元に溶け込むようにして
街の象徴的存在になっていた。

100億円以上投資し、わずか2年で回収できたこのプロジェクトは、
のちに「ビルバオモデル」とまで言われるようになったそうだ。

ビルバオは製鉄・造船業が栄え、スペインで最も豊かな都市になったが、それらの
産業が衰退した後に、この美術館を中心にした観光業で大きく盛り返した。
一つの産業に頼り続けず、見事な転身を遂げたその決断には見習うべきことが
多いように思う。

また、この街を歩いていて感心したのは、早朝や深夜に徹底的に清掃されているということだ。
欧州の他の都市と比べても、ゴミの量がかなり少なく、街が美しい。
川を眺めてもゴミは1つも浮いていなかったし、美術館のメンテナンスをする光景もよく見かけた。
箱物を作って終わり、ではなく本気で観光業に力を入れているという市政府の姿勢を感じることができた。

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高城さんオススメの美術館併設のレストラン(1つ星、要予約)にも行ってきた。
サンセバスチャンのムガリッツと同じく、ここでもキッチンを案内してもらった。
世界で一番予約をとるのが難しいエル・ブジ(カタルーニャ)がそのレシピを
公開しているように、ここでも「どうぞ我々のすべてを見ていってください」
という姿勢が感じられた。

コンピュータの世界でオープンソースという流れがあるように、
ここスペインでは料理の世界でオープンソースの潮流があり
お互いが高め合って、より高いレベルのものを生み出しているようだ。

いま、日本ではホテルやデパートでの食材誤表示(偽装)が問題になっている。
その対極にある事例を、世界の都市再生の最先端で我々は目の当たりにした。

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