W杯で優勝した国の雰囲気を味わった弟が羨ましい

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photo by Hirocellara in Munich

ミュンヘン駐在の弟ヒロチェによると、W杯決勝は現地のパブリックビューイングで大いに盛り上がったらしい。中心部周辺の道路は歩行者天国のようになって、自国の優勝を祝う人びとで溢れかえっている。私は前回2010年のW杯の時はたまたまフランスにいて、スペインが準決勝か何かで勝利した夜は群衆で道が占拠されて暴動かと思われるような雰囲気がちょっと怖かったが、このミュンヘンの写真を見る限り大人の勝利の祝い方、余韻の浸り方をしているように見える。この一夜で相当数のビールが消費されただろうことは想像に難くない。

もしも、の話だが日本が優勝していたらどうなっていただろう。テレビでよく見る渋谷の交差点なんかは想像がつくが、私の住んでいるような地方都市でも勝利を祝う人たちで溢れかえるのだろうか。一部の若者だけでなく老若男女が勝利を祝うのだろうか。国民の多くが祝うことができるのは、それだけ多くの人がサッカーに関心を持っているということで、それはつまり多くの人の厳しい目が普段から自国リーグや代表の選手たちに注がれるから、強いチームが育つということかもしれないと思う。弟だけでなく理系出身の私の同期が何人かドイツで働いている。世界一になることがどういうことかを現地で体験しているのは、本当に羨ましいことだ。

決勝を見て感じたのは、最高のプレイのことは別にして一つはドイツはメルケルが試合を観に来たときは負けたことがないんちゃうか?ということ。もう一つは、EUで経済的に一人勝ちしているドイツと二度目の経済破綻寸前のアルゼンチンの勝負は、最後には経済的に優位な国が勝利したのは象徴的かもしれないということだ。村上龍が「経済状況がその人の精神状態に与える影響は大きい」というようなことを何かで言っていた。1点差の薄氷の勝利を積み重ねてきたアルゼンチンに対して、ドイツは接戦もあったにせよどこか精神的に余裕を持った戦いが多かったような気がした。

いずれにせよ、夢のようなワールドカップの1ヶ月は過ぎていった。

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