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やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につけるやり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
アンジェラ・ダックワース,神崎 朗子

ダイヤモンド社
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本のタイトルは書店でよく目にしていたし、著者のことはTEDで拝見していたが、あの短いプレゼンの意味するところはこの本を読んでようやくわかった。


アメリカの「天才賞」を受賞した彼女の研究対象が「突出した成果を出す人たちの共通点を調べること」だったというのが非常に興味深い。強い企業や組織は優秀な人を採用したからといって必ずしもその人が優秀な成果を出すわけではないことに気がついていて、彼女の研究に興味を示して協業してまた新たなエビデンスを生み出していくという循環ができつつある。何だかんだ言ってアメリカはまだまだ強くなるのではないか、という気がした。

別の書籍で、成果を出す人は対象のものごとに1万時間をかける、というものがあったが、「やり抜く力がある」ということは、それだけの時間を対象に費やすという意味で正しかった。私は中学生くらいまで、少し努力すればなんでもそこそこの成績をあげていたことに満足して、何かを徹底的にやり抜くという姿勢に欠けていたということに気付かされた。大事なのは「やり抜く力」だったのだ!

本書ではやり抜く力の秘密を紐解き、それを内側と外側から伸ばす方法を記している。学生や社会人だけでなく、子育てをしている人も一読されてみてはいかがだろうか。

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