購読している「週刊 自転車ツーキニスト」という
メルマガに結構ショッキングな記事があったので紹介する。
http://www.melma.com/backnumber_16703/
（スクロールして少し下の方からが該当記事）
記事中に登場する大塚範一というめざましテレビのメインキャスターが
「自転車は危険なので『クルマの逆向き』に走りましょう」
などと番組中で結論づけたという驚くべき内容。
その他にもまったくもって無知で無責任な発言が
多数あったので、疋田氏が番組に電話で抗議したところ
「あれは大塚氏の個人的感想」だから訂正放送、補足説明放送
には応じないという対応だったらしい。
車道を逆走する自転車がどれだけ危険なものであることも
それが法律に反するものであることも、彼は知らないのだろうか。
日々の自転車通勤で、逆走自転車に遭遇して怖い目に遭う度に
注意するなどして地道に交通ルールの啓発に取り組んでいると
いうのに、大塚氏はテレビというメディアで1000万人の視聴者に
影響を与え、一瞬にしてその努力を無にしたのが悔しい。
そして、その「めざましテレビ」はあの「あるある大辞典」で
問題を起こしたフジテレビの番組である。番組の内容や
キャスターの発言に対して全く責任をとらない態度に
腹が立つし、「あるある」の反省があるのかという疑問がわく。
食品偽装問題でも同じだがチェック体制の不備が明らかだ。
実は私は大塚アナウンサーにはNHK時代から好印象を持っていた。
穏やかな語り口と、耳障りのよい声は好きだっただけにショックだ。
昨夜の飲み会で偶然「大塚キャスター」が話題にのぼったので
この話をしてみたところ「そのメルマガの人が嘘付いてるんちゃう？」
と、その場のほぼ全員が大塚氏を擁護する態度をとった。
「人は見た目が9割」という新書があったが、メディアで露出度が
高く好感度の高い人物の発言は、恐ろしい事に影響力があるのだ。
しかし食品偽装問題と同様、何が正しくて何が正しくないのかは
いずれ明らかになると思う。