life is like a bike

51ytbr1x6tl_ss400__3


元産業再生機構最高責任者の冨山和彦氏と
マネックスCEOの松本大氏との対談を編集したもの。
経済危機直下の日本の現状を憂い、どうすれば
この国が再生するのかを10の項目にわたって提言する。

経済だけでなく、年金崩壊、格差の二極化、貧困化する地方
など、この国が抱えている問題の原因と対策を次々に明らかに
していく。そしてあらゆる問題の本質は「若者の所得を
収奪する団塊世代である」と断じ、パワーとマネーを
若者に委譲することでこの国を作り変えようと呼びかけている。

身の回りに深刻な問題が次から次に起こって将来に不安を感じ、
あまりに情けない政治家たちの姿に失望を感じる今の世の中でも
物事の本質を見据え、真剣に対峙すればなんとか道は
開けるのではないかと思わせてくれる内容だ。このような本が
出るのは嬉しい事だが、日本の一番の問題はこの著者のような
優秀な人たちが政治の場に出ない、いないことではないかと思う。
「政治家は世間で勤まらないどうしようもいバカがやるものだ」
というような冗談を聞いたことがあるが、本当に優秀な人が
政治の場を避けている風潮がこの国にある気がしてならない。

著者の言うように、国民ひとり一人の国際競争力をあげる
ことが自分にもできることだと思うが、この国の将来を憂い
なんとかよくしたいと思っている優秀で情熱ある人たちには
是非とも政治の場に入っていってもらいたい。


コメント

    • りんも
    • 2009年 1月 09日

    ううむ・・・。
    今日は国会中継なんとなく見ちゃったけどヤバイです。政治家は保身しか考えてないようです。
    とりあえずささやかに自己防衛しつつなにかできることはないか模索中です。

  1. >りんも
    政治家の状況は危機的ですね
    自分たちがどんな風に見えているか
    分かってないですね

  2. 電子マネー 比較

    電子マネーを徹底比較

  1. この記事へのトラックバックはありません。

*