life is like a bike

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マイケル本人の死亡により
幻となったロンドン公演のリハーサル映像。
世界同時、2週間限定の公開。

限定、という言葉に弱いわけではないが
2度映画館に足を運んだ。
ストーンズの映画に次いで2度目のこと。

最後の公演のために、世界中から選抜された
ダンサーが集められて、見事なパフォーマンスを
見せていたが、その中でもマイケル1人だけ、
輝き方が違った。

マイケルは、音楽はもちろん、ダンスも、演出においても
圧倒的な技術と経験でその道のプロたちを
ディレクションしていた。
どんな時でも決して声を荒げることなく、常に相手に対して
思いやりと感謝の気持ちを持ってコミュニケートしていた。

ステージの上はマイケルの王国だった。
なんたるプロフェッショナリズム。
なんたる優しき心を持った人か。
なぜ、あそこまでの完成度に達しながら
本番を迎えられなかったのか。

強烈なイントロに驚きながら、Beat Itに合わせて
踊った小学校の運動会。
MTVで流れるBADの映像を
食い入るように見つめていた中学時代。
ラジオで伊藤政則さんが絶賛していた
Black or Whiteを聴いてシビれた高校時代。

私はずっとマイケルの音楽を聴いて大きくなってきた。
ありがとうマイケル。

コメント

    • イケッチ
    • 2009年 11月 16日

    遅ればせながら私も15日に観てきました。
    創るというより、マイケルの中にある世界を引き出しているかのようでした。
    人、生物。音や光までも、あらゆるものは一つであり、それこそが愛なんだと。
    マイケルは自分すらその中の一つであり、特別ではないと伝えたいように感じました。
    でもやっぱり私の特別なスーパーヒーローです。

  1. 2度観られたのですね。ボクもまたすぐに観たくなりました。
    今あらためて,マイケルって自分の憧れを自分で体現できた
    希有な人だったと思います。
    まさにスターの中のスターですね。
    SHINE A LIGHTはストーンズがお行儀良くて少し拍子抜け。
    スコセッシがやりたいことをやってましたね(笑)
    1曲だけ歌ったバディ・ガイは強烈でした。
    からみのキースがふつうの人みたいでしたもん。

  2. >イケッチ
    マイケルは大きなことを伝えようと
    していた気がするよね。
    だったら、目の前の小さなことに
    惑わされずに生きていけばよかったのに。
    とも思います。
    >ペダルさん
    マイケルは自分の理想を具現化することには
    成功したものの、世の中で作り上げられて
    いく虚像とのギャップが耐え難かったのかも
    しれ無いと思います。一旦奇異の目で見られて
    からはひどい扱いでしたからね。
    SHINE A LIGHTもご覧になりましたか。
    私は彼らの最盛期の映像は知りませんが
    どんなものかは聞いていました。
    その時と同じ態度が今の自分たちには
    そぐわないと、彼らは思ったんじゃ
    ないですかね。
    私には十分かっこよくてワルいオヤジ達に
    見えました。

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