life is like a bike

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photo:グルノーブル駅前の風景

la Marmotteの激戦を終えた我々は、翌日チェックアウトリミットが
12時だということを確認するや、ギリギリまでくたばっていた。

フロントの美しいフランス人女性に精算の処理をお願いしながら
「グランドンとガリビエとラルプデュエズを走ってきたんですよ」
と話しをすると、
「それは素晴らしいわ!ここにきたなら、そのあたりの峠を
走らなきゃね。よくがんばったわね。」と。

日本だと同じようなことを話しても
「想像がつかない」「なんでそんなことするの?」
ひどいのになると「頭おかしいんじゃないの?」
などと言われるが、ここはフランス。
一般の方でもサイクリストに対してリスペクトがある。
そこにはジテンシャの文化がある。

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高速を飛ばしてリヨンへ向かう。
ヒロチェは有休が1日しかとれなかったので
今日でミュンヘンに戻らなくてはならない。

道路上はバカンスに向かう車がいっぱいだ。
写真のように、かなりの確率で車にジテンシャを積んでいる。
涼しいところでジテンシャに乗るのは気持ちいいだろう。

そういえば、サッカー日本代表の松井大輔は所属のグルノーブルから
リヨンへ移籍するかもしれない。遠きにありて日本人。
どこへいったとしても、がんばってほしいものだ。

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ヒロチェは限界zzz
転勤のドタバタの直後だというのに、よくがんばった。

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やってきたのはここ。
リヨンはパリに次ぐフランス第二の都市であると同時に、
世界に名だたる「食通の街」だということなので
おいしいランチを頂こうというわけだ。

大きな川が流れる中心地の雰囲気はパリに似ている。

ちなみに、「星の王子様」の著者、サン・テグジュペリは
このリヨンの出身だ。2000年に生誕100周年を記念して
空港の名前がサン・テグジュペリ空港に改名された。

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レストランの立ち並ぶ通りにやってきた。
どの店に入るかは二人に任せよう。
ガッチとヒロチェはうまい店を探し出す嗅覚が本当にすごい。

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これだ!と思うお店に飛び込んだ。

気持ちのいい天候なので、外の座席で頂くことに。

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まずはレバーのサラダ。

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リヨンの名物はザリガニくん!じゃなくてカワカマスです。
私はせっかくなので地元の食材を頂くことに。

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ヒロチェは本場のタルタルステーキを。
これが朝鮮に伝来してユッケになった。
生肉食べて、元気をだそう!というわけ。

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ライスもトマトとハーブを添えれば彩りがいい。

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ガッチが頼んだ大きなソーセージの中はモツだった!
大阪のモツ料理は安いうえに非常にレベルが高いが
ヨーロッパでも、モツ料理はポピュラーであり、うまい。
日本とモツの扱い方が違うところがまた面白い。

ただ、濃厚なソースとあいまった独特な匂いが
ガッチにはだめだったようで、私のカワカマスと交換。

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いやあ、最後のラルプデュエズは本当にきつかったよねぇ
なんて昨日を振り返りながら、おいしい料理とワインを頂く
至福のひととき。

一晩たって、ようやく打ち上げだ。
昨日の夜は疲れきって、そんなどころではなかった。

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本場のスイーツはもちろんうまい!
ラム酒でひたひたのケーキに生クリームをたっぷりかけて頂く。

普段は食べ物の写真はあまり撮らないけれど
旅先では撮るのが楽しい。

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リヨン最高!

「食通の街」ということで、有名なポール・ボキューズの支店なんかも
近くにあったそうだけど、時間がない中で選んだお店でも
十分においしい。そしてリーズナブルプライス。

金をだせば、うまいものが食べられるのは当たり前だが
本当にうまいものが、手軽に口にできるのは、それが文化だからだ。
リヨンの人々が、それを求め続けてきた結果なのだ。
では、我々日本人が求めているものは、何なのだろう。

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美しい街並み。

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ここは有名な広場らしい。
ゆっくりとリヨンの街を楽しみたいところだけど
私たちの時間は限られている。

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そして、車を飛ばしてサン・テグジュペリ空港へ。
ヒロチェ、Salut !(またね)!

Salut, Lyon!
その後、私とガッチは車を飛ばして
一路ブルゴーニュへと向かった。

続く

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