life is like a bike

雨の土曜日。
GLAYのシークレットライブに行列する人たちの脇をすり抜けて
お見舞いに行ったに時には、おばあちゃんはすっかり元気になっていた。
複数あった点滴も酸素吸入も導尿もなくなって、すっかりチューブレスになった。
破裂した肝細胞癌の栄養血管を詰めたので、そのショックで
また発熱と痛みはあるが、それらも徐々に治まってきた。
おばあちゃんは水曜日に退院することになった。

曇りの日曜日。
退院の日に向けて、実家の一番日当たりの良い部屋を
おばあちゃん専用にすべく模様替えすることに。入院することで
すっかりベッドが気に入ったらしいので、ベッドを設置した。
畳の部屋からテレビと台を持ってきて、見やすい位置にセット。
これで花の鉢植えと大きめの観葉植物を揃えれば、快適な
空間になるだろう。

おばあちゃんは肝臓がんの末期で、主治医の先生の見立てによると
あともって半年だとか。いままで積極的治療を選択しなかった分、
体に大きな負担がかかることを避けられたのが幸いしたのか、
ここまで長生きすることができた。ここまでくれば、最後のその時まで
快適に、安心して暮らして欲しいと思う。

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