おばあちゃんは本日午前で2週間の入院を終えて退院した。
夕食を食べているところに駆けつけて、退院をお祝いした。
おばあちゃんは家に帰れるとは思っていなかったらしい。
入院当初はしばらく夢をみていたそうだ。乳白色の雲の上で、
周囲に次々と泡が生まれている。そこに時折白装束の人や
得体の知れない恐ろしいものが、すっと現れては雲の中に
吸い込まれていったという。生死の境を彷徨っていたのだろう。
肝細胞癌の破裂という深刻な状況から、高齢にもかかわらず
奇跡的に生還できたのは、どうも偶然ではないようだ。
齢90を過ぎてもなお、自活自炊の規則正しい生活をして心と体を
健康に保っていたこと。弓道(5段!)でしっかりと精神と体幹を
鍛えていたこと。そのあたりが底力となって、魂を肉体に引き止めて
おけたのではないだろうか。
いつもその場所にいた人がいなくなった時は本当に寂しかった。
こうして戻ってきてくれて本当に嬉しい。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
よかったね。おめでとう。
おばあさまの腕、素敵やね。
>ピーちゃん
ありがとう。
おばあちゃん、右手の親指が動かなくなってきて
お箸が握れなくなってきたの。
人前でそれを見せたくないから外食にもついてこなくなった。
なんとか動くようになるといいんだけどねえ。