life is like a bike

アメリカでは4月に大掃除をすることから、大掃除のことをspring cleanと言うそうだ。聞いたところでは、日本も昔は春先に障子の張替えをはじめとした大掃除をしていたそうだが、いつの間に大掃除は年末の行事になったのだろう。

先日祖母が亡くなったので、私の実家では遺品整理兼、大掃除が大々的に執り行われている。世帯がひとつなくなったこともあってものすごい数のゴミや処分品が出る。震災の時にパッキングしたままのものもゴロゴロでてくるのだからなおさらだ。

最初は手をつけると祖母との思い出が蘇って辛かったが、モノを捨てるにつれて悲しみは昇華されていった。世の中には亡くなった人の家の中が、その家が売却されるまでそのままだったり、業者によって処分されたりするのをメディアで知ったりこの目で見たりしたが、こういう作業はやはり身内が苦労してでもやるべきだと思う。心の整理だけでなく、自分の生き方、死に方を考えることにもつながるから。

ヨガの考えでは息を吸うことよりも吐ききることが大事だという。新しいものを入れるには、古いものを出し切ることが大事なのだろう。3月末から始めた遺品整理兼、大掃除はようやく峠を越えそうなところまできた。
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