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限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭
ジェレミー・リフキン,柴田裕之

NHK出版
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限界費用:「経済学において、限界費用(げんかいひよう、Marginal cost)とは、生産量を小さく一単位だけ増加させたとき、総費用がどれだけ増加するかを考えたときの、その増加分を指す。」wikipediaより
ジェレミー・リフキン:文明批評家。欧州委員会、メルケル独首相をはじめ、世界各国の首脳・政府高官のアドバイザーを務める。メルケルは就任早々にリフキンにアドバイスを求めた。

昨年は災害やテロで暗い話題が多かったので、年明けは明るい話題を。IoT(モノのインターネット)はコミュニケーション、エネルギー、輸送の“効率性や生産性を極限まで高める。それによりモノやサービスを1つ追加で生み出すコスト(限界費用)は限りなくゼロに近づき、将来モノやサービスが無料になれば資本主義は終焉に向かう。代わりに台頭しつつある共有型経済では、人々が協働してモノやサービスを生産し、共有(シェア)し、管理する新しい社会を実現するという。私達の身近でも耳にするようになった民泊(AirBnB)や3Dプリンターがいかに社会にインパクトを与えるのか、深い洞察が明らかにする。ファブラボ(FabLab)やメイカーに興味のある人は第6章の「3Dプリンティング」を。日本の将来が気になる人は特別章の「岐路に立つ日本」を読むといいだろう。この本に描かれる楽観的な未来をイメージすれば、新年をがんばっていこうという気持ちが湧いてくるはず!

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