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定義をすると
生産性=出力/入力
上記の問題に直面している人達が陥りやすい思考が、ひたすらに労働時間を増やす(=入力を増やす)ことで状況はよくなるのではと考えていること。そうではなくて、生産性を上げるには入力を減らすのだ!という逆説的発想が著者の論点(シビれた!)。
これからはITやAIによって社会の生産性が加速度的に飛躍的に向上する時代がやってくる(既に訪れつつある)ので、現状のままで昇進できないとか昇給しないとかボヤいている場合でなく、「高い生産性を実現する妨げになるようであれば引っ込んでてもらったほうがマシ」という時代が訪れようとしているから。
そう言えば、高城剛さんはこの情報過多な時代において、入ってくる情報を削ぎ落とし、時には携帯の電波が届かない「圏外」にまで行き、情報の受け手である身体を鍛え抜くことで、逆に高い情報収集能力と発信力を身につけられたという。これも入力を減らすことで実現した高い生産性と言えるだろう。
以前『innovate or die』という標語を見かけたが、人間が生み出した機械やITやAIの進歩が逆に人間に「革新を起こして(彼らと同じように高い生産性を得て)前に進む気ある?」と問いかけているようにも感じる。さあ、私はどうだ。
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