life is like a bike



自転車仲間のたけちゃんの命が病床で風前の灯、という報を聞いたあたりだっただろうか。
生きてるうちにやりたいことやっときゃなきゃな、と漠然と思って。
移転したライドワークスによって生駒さんから最近のトレンドについて伺って。
そのあとしばらくしてから、ふと生駒さんに電話してマウンテンバイクをオーダーした。

2,000年のSpecialized FSR Comp以来実に21年ぶりの更新。
いわゆるトレイルバイクというらしく、フロントサスは160mmのストローク。
ステムはショート。ハンドルはワイド。タイヤは27.5インチの2.8インチ幅。
ダウンヒルバイクかよ!というようなスペック。
そしてドロッパーポストというのがついていて、ワークチェアのように手元のレバーとガス圧でサドル高を変更できる。
メーカーはアメリカやドイツや自転車主要国ではなく、アンドラ公国という欧州の小さな国のもの。



なんだろう。
機材の大きな進化が一段落したタイミング。
周りの自転車仲間もマウンテンに乗り出したタイミング。
コロナによる世界的需要増で自転車やパーツの供給が追いついていないなか、私の大きなサイズが年に1回の入荷するというタイミング。
ロードバイクウェアブランドのRAPHAがマウンテンバイク用のウェアにも参入するというタイミング。
何かを始めるときには、いろいろとタイミングが重なる。

同じバイクを買ったイケッチと走り、20数年前に一緒にトレイルへ行っていたツチヤの仲間と走り、この日はロードやシクロで遠征をともにしてきた和尚とユッキーと走った。箕面は利用者によって整備されたいいトレイルだった。

昔あるプロマウンテンバイカーが「マウンテンバイクに乗ることはスーパーナチュラルな気分にさせてくれる」と言っていた。
里山を走るということは、ロードバイクで風を切って走る爽快感とはまた違う喜びがある。
私の今の気分を一番表しているのはRAPHAのMTBコレクション紹介ページで使われているタグラインだ。
“Go Harder. Go Again.”

もう一度、トレイルへ。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

*