ネットと足で見つけた安くてうまくて
雰囲気のいい鮨屋があった。
今日はイギリス人の友人を連れて行ったのだが
なんと本日が最終日ということだった。
ネタはあるだけ。貝類やうなぎ、あなご、うに等は
すでに売り切れ。あるだけのネタで握ってもらう。
最終日というのは隣のお客さんに教えてもらったのだが
板さんにも聞いてみると、どうも地上げにより店のある
ビル自体が立ち退き、取り壊しになってしまったようだ。
店の隣が空き地になっていたのが気になってはいたが。
板さん達の今後の職場も決まっていないそうだ。
カウンタだけの小さなお店なのだが
どうも今夜は周辺の飲食店オーナー達が
別れを惜しんで最後の鮨を握ってもらいに
きているようだ。
外はいつの間にか行列ができて、周囲を囲まれている。
中の人間にとっては少々プレッシャーである。
注文するたびにネタが切れていくので、この並んでいる
人たちが座る頃には何を食べるのだろう、と心配になる。
「酒しか出すものなくなりそうですわ」と板さん。
繁華街から少し離れた隠れ家的な、落ち着いて
食べられる場所を見つけて喜んでいたのに
非常に残念だ。偶然にも最後の日に来れたのは幸運か。
そんなことを告げると、
「またどこかでお会いできますように」と別れの言葉を頂いた。
外に出ると、夜風が涼しかった。
コメント
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8/30日に行きましたが、行列で食べれずでした・・
次の職場も決まってないって言ってましたね。
この界隈の寿司屋がなくなっていいく~;;
行くところがなくて困ってます。
>かぼちさん
あの辺りの寿司屋全部なくなるんですかね。
寂しいですね。
初書込みです。こんにちは
聞くところによると 完全取り壊しになるまで(次の職場がきまるまで?)しばらくの間 職人さんお一人で 1階だけですがOpenされるそうですよ。
行かれてみてはどうですか?
私も近いうちにお邪魔してみようと思っています。
今のご時世 手に職があるとはいえ 再就職はなかなか大変なのでしょうね…
> sheena さん
どうも書き込みありがとうございます。
その件は、板さんからメールで知らせて頂きました。
機会あらば、行ってみようと思います。
あれだけのお客さんがつくお店の板さんですから
きっとなんとかなるでしょう、と思ってますよ。