情報化の時代が引き起こした激しい状況の変化の
次に来るものは「コンセプトの時代」だそうだ。
その新しい世界を生き抜くためには
次に挙げる6つの感性が必要になると著者は言う。
•機能だけでなく「デザイン」
•議論よりは「物語」
•個別よりも「全体の調和」
•論理でなく「共感」
•まじめだけでなく「遊び心」
•モノよりも「生きがい」
単純な労働はよりコストの安い海外に流出し、
コンピュータの方が人間より早く処理できる仕事は
取って代わられる。人間が作り出したコンピュータや
ネットワークが人間の仕事を奪っていく結果になっている。
だからといってラッダイト運動のように、コンピュータや
ネットワークをぶっ壊して、後戻りすることはもうできない。
その変化は、製造業だけでなくIT、医療、弁護士あらゆる
職業に変化をもたらしている。
これからは、決まった解決策が存在しない新しい問題を解決し、
複雑なコミュニケーションをとる能力が求められる。
上に挙げた、6つの感性というのは特に目新しいものでもなく
昔の日本にはあったものではないかと思うのだがどうだろう。
ピニンファリーナでデザイナーをしていた奥山さんは
その著書の中で、我々とは何者で、何を目指すのか
今こそ考えるべき時ではないか、というようなことを
言われていたことを思い出した。
インターネットの次の大きな変化の波がきたと感じる今、
これからどう生きて行くべきかを考えるきっかけになった。
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