life is like a bike

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高城剛氏といえば、ハイパーメディアクリエイターという
奇妙な肩書きと、エリカ様の旦那として聞いたことが
あるかもしれない。

何をやっているかわからない怪しい人だと思う人も
いるかもしれないが、そのとおり。
この度著した本のタイトルは
「私の名前は高城 剛。住所不定、職業不明」

そんな怪しい高城氏だが、彼のブログ
あの茂木健一郎氏も注目しているほど
非常に未来指向で示唆的だ。

最近、所有物の9割を処分したという彼は
生き方を抜本的に変え、モノや場所に捕われない
生き方を説き続けている。

そしていま考えていることは「いかに働かないか」
だという。

—–

今大きな問題となっている原発事故は、
日本人の働き過ぎと関係してくるかもしれない。

働き過ぎるから、若者たちは結婚の機会を失い、
その結果人口が減少に転じる。

人口が減っているにも関わらず、あちこちに
原発が必要なほどの過剰な生産活動、消費生活を
日本はしているのではないか。

戦後と違って、もう必要なものは
各家庭に行き渡っているにも関わらず、だ。

やはり何かがおかしいのだろう。
高城氏が言うように生き方を抜本的に変え、
それを世界に示すときなのかもしれない。

新しい著書の中に興味深いデータがあったので
ここに転載する。

(世界各国の夏期休暇)
オーストラリア…1ヶ月半
スペイン…1ヶ月
スウェーデン…年齢に応じて25日から32日
オーストリア…35日
フランス…5週間+労働時間が半分になる日が2週間
ポーランド…46日 ※10年以上働いている人は+10日
ドイツ…最低33日、最大37日
イタリア…最低32日、最大42日
ノルウェー…平日だけで25日
日本…5日

こういうのをガラパゴスっていうんじゃないのか?
少子化問題から原発事故まで、
問題はパラレルに繋がっている気がする。

今、新しい考え方が必要とされている気がする。


コメント

  1. ほんと、ボクもそう思います。
    消費社会が終わろうとしている中で
    経済が低迷するのは当然であり、
    ただモノを売るだけではダメですよね。
    人生に必要な総金額と、それを稼ぐために働かねば成らない時間の
    バランスが崩れちゃってます。

  2. おっしゃる通りですね。
    ウチの事務所のフランス人スタッフは休みの少なさを嘆いていました。
    何とかしてあげたいけど、1ヶ月以上の休暇はちょっと無理ですし、、。

  3. ボクとしてはまず率先してzuzieさんにもう少し休みを
    とっていただきたいですね。
    ちょっと去年から働き過ぎてはりますから。
    (世界各国の夏期休暇)
    オーストラリア…1ヶ月半
     :
    日本…5日
    zuzie…なし

    • シゲオ
    • 2011年 3月 19日

    社会人になって10年は人の倍働きました。
    が、この転職後4年は有給使い切る働きぶりです。
    この地震を機に根本的に個々の生き方について考えないといけないのかも
    知れませんね。
    あ、関係ないですが結婚生活は最初が肝心ですよ!
    色んな意味で…

  4. >Frank* さん、uechicchiさん
    デザイナーのお二人に真っ先にコメントを
    頂くとは光栄です。
    この本の中で、高城氏は次のようなことを言っています。
    「モノが売れるための手伝いをするような仕事はもうダサい」
    「デザインの時代は終わった」
    かなり挑発的ですが、否定的なのではなく
    いま求められているのは、次の時代を創造する
    クリエイターだというようなことです。
    デザインの意味がもっと広く求められるような
    ニュアンスでしょうか。
    面白い本なので是非読まれてみてください。

  5. >ペダルさん
    まあ、8月の休みはなかったんですけど
    その他で代休やら有休やらで
    ぼちぼち休ませて頂いてますよ。
    でも、本にあるようにもう少し長期休みを
    とらないと、逆に経済が活性化しないような
    気がしますよね。

  6. >シゲオさん
    そうだ。今こそ考えるべき時だ。
    大切な家族と過ごしたり
    自転車に乗る時間がもっとあってもいいはずだ!
    結婚生活ですか、想像がつかんので
    またいろいろ教えてくださいな。

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