life is like a bike

500
photo:view from 500 in the heavy rain

台風15号の影響で、関東では交通網がマヒし、
またも多数の帰宅難民が発生したようだ。
私の自転車仲間も巻き込まれて、
帰宅に5時間以上もかかったらしい。

このニュースを見て思ったことがある。
結果的に20人近くの死者が出た台風だったわけだが
それは先の12号の猛威を見ても、ある程度の被害は
想定できたはずだ。突然襲いかかる地震と違って
数時間後の進路が予測できる台風なのだから、
なぜもっと早めの対応ができないのだろうか。

人間に本来備わっているはずの危機察知能力が
弱まってきているのではないだろうか。

それは福島や静岡のあんな場所に原発を建てた連中の
ことを考えてもそうだし、日々の満員電車の通勤風景を
みてもそう思う。

人間にはこれ以上他人に近寄られると不快を感じる
という距離があるが、ラッシュアワーの通勤電車では
その距離が侵され、我慢を強いられる。
日々同じ事を繰り返していると、段々慣れていくような
気もするが、きっとストレスは蓄積しているのだろう。
たまにイライラして、ちょっとぶつかっただけで喧嘩腰に
なっている人もみかけるが、その方が正常ではないか
と思わないでもない。いつの間にか我慢することに
慣れてしまって、「このままではダメだ!」「これはおかしい!」
と思わなくなってしまっているのではないだろうか。

私たちは茹でガエルになってはいけない。

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