life is like a bike

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とはバイカー(主にローディー)のためのSNS機能を持った、走行記録管理サービスのこと。

一般的なSNSはつぶやきや記事を投稿するのに対して、ここではライドのGPSデータを
投稿する。すると、走行ルート、走行時間、走行距離、獲得標高などの記録(=Activity)が
自動でアップされる。タイムラインにはフォローした人のActivityが流れていく。

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そう、バイカーは自らのActivityを通じて他者と対話するのだ。
もちろんActivityに対してコメントをしたり、facebookの「いいね!」の代わりに、
Give Kudos(称賛を贈る)をクリックして、相手のライドを讃えたりすることができる。

利用するにはアカウントを作り、GarminなどGPS付きサイクルコンピュータのデータ
(.gpx, .tcxなど)をアップすればよい。データをメールに添付してまとめてアップする
ことも可能だ。
iPhone, Android端末のStravaアプリを使ってライドの記録をとれば、ライド終了時に
記録が自動的にアップされる。Privacyへの配慮もなされており、スタート、ゴール地点
(自宅、会社など)の位置を見せないようにすることができる。距離と時間だけなら手動で
入力も可能だ。アップされたデータを元に、自動で週間・月間・年間の記録が集計される。
いままでエクセルにまめに入力して集計していた手間はなんやってん!と思うくらいラク。

自分の走ったルートのうち、特定の区間をsegmentとして登録することができるのが
大きな特徴だ。このsegmentを公開していれば、他のバイカーが同じ箇所を通過する
たびに自動でランキングされる。地図をみれば他者が登録したsegmentを確認できる。

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上りの区間最速タイムを叩きだした人にはKOM(King Of Mountain)の称号が与えられる。また、自分が持っていたKOMの記録が破られると、それが通知される。多くのバイカーがチャレンジする峠や山にはたいてい他の人によって設定されたsegmentがあるので、走るだけでランキングされる。

20120708_54043pic:長野某所の上りのランキング

この仕掛けがバイカーをよりモチベイトするのだ。
ちなみに伝説のL’Alpe-d’Huezの上りは1500名くらいがチャレンジしている。
私は後ろから数えた方が早いくらいの順位やけど、、へへ。

アメリカでは下りのsegmentでスピードを競っていた人が、高速で理性と機材の制御を
失い、死亡する事故があったが、皮肉にもこのことでstravaは知名度を上げたようだ。 http://allthingsd.com/20120619/gps-app-strava-sued-over-cyclists-death/

これまでに「EveryTrail」というGPSのレコードをシェアするサービスはあった。
一方で「猛レース」や「関西ヒルクライム」といった、区間タイムのランキングサイトもあった。
Stravaはこれらのいいとこ取りをしたFacebookのような実名中心のSNSサービス、
と言えばイメージできるだろうか。

参加したらまずはTwitterのように、友人、知人、有名人をフォローしてみよう。
すると、彼(彼女)のライドレコードがタイムラインに流れてくる。
「あのプロはこんなコースを走ってるんやなあ」
「自転車業界のあの人も普段は忙しいからこれくらいの頻度で走ってるねんなあ」とか、
いろいろな発見があって楽しい。普段GPS付サイコンを使っている人は、これまでの
データを使って是非参加してみよう。

私の周りではRapha関係のスタッフはこぞって参加しているようだが、全体数としては
まだまだこれからといったところか。
しかし「ヨーロッパだと登録数が多くて断然面白い!!」(by KeiTsuji on twitter)と、
サイクルフォトグラファー辻啓さんがツールの取材前に、現地ベルギーのライドを
楽しんだ際のつぶやきがあったように、欧州では盛り上がっているようなので、これから
日本でも盛り上がりを見せるのではないだろうか。

Let’s join and ride!

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