life is like a bike

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(イラストはイメージ)

遠くにありて日本人。
弟ヒロチェと同じくドイツを拠点に活躍するコントラバス奏者
弊 隆太郎さんの演奏を聴きに県立芸術文化センターまで足を運んだ。

弊さんは西宮の高校を出たあと、渡独して現地の大学で学び
現在はシュツットガルト放送楽団団員として活躍されている。
驚いたことに、私の師匠の長谷川光先生と幼なじみだそうだ。

その演奏の感想を文章で語るのは難しいが、決して大きくない体と
細い指からは想像もできないような、力強く情感豊かな低い音色が
芸文の小ホールに響き渡った。

私は前から2列目という絶好のポジションで、その一挙手一投足を
食い入るように見つめていた。時に優しく、時に激しく弾いても
決して乱れることのないフォームはプロのロードレーサーや
シクロクロッサーに通ずるものがある。ムダのない美しいフォームで、
軽々とやっているようにみえて、安定して美しい音色を出すのだからすごい。
バッハ、ボッテシーニ、シューマン、ブラームスの演目で楽しませて頂いた。

至近距離で人間のすごいパフォーマンスを目の当たりにすると
なんともいえないアドレナリンが出ますね。
素晴らしい演奏でした。

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