関東出張の際、夕方の用件まで時間があったので青山にできたブルーボトルコーヒーに立ち寄ってみた。平日にもかかわらず、2階の店舗に通じる階段にばレジに並ぶ列ができていた。
ブルーボトルコーヒーとはアメリカで生まれたサードウェーブコーヒーの代表格。青いボトルの絵が目印だ。ネスレなどのインスタント製品でコーヒーが一般家庭に広まったのが第1の波。スタバのように自宅とオフィスの間にあるくつろぎの場として普及したシアトル系コーヒーが第2の波。第3の波とは、大量生産された豆を買い付けて、店舗で作り置いたものを提供するのではなく、店主がこだわって契約したシングルオリジンのコーヒーを中心に、一人分ずつ丁寧にドリップして提供する、そんなカフェのこと、だと思っている。本家アメリカでは基本店内にロースターがあるらしい。
iPadで決済できるスクエアという端末を作ったジャック・ドーシーがサードウェーブに投資していることもありブルーボトルでもレジではiPadを使っていた。
レジでオーダーと支払いを済ませるとカウンターへ向かう。カウンターには6台くらいのドリッパーが並んでいてバリスタたちが丁寧に丁寧に、各オーダーのコーヒーを作っていく。
各サーバーの下には(おそらく)タイマーとデジタルスケールが備えられており厳密なマニュアルのもと、注ぐ湯温、湯量、タイミング、豆の量、抽出時間を確認しながらコーヒーをメイクしていく。
私はパプアニューギニア産のシングルオリジンを頂いた。普段飲んでいるものと違い、酸味が強かったがエグみはなく後味の甘みを楽しみながらゆっくりと頂いた。
店内の器具はほとんどがハリオかボンマックの日本製だと思われる。こうやって一人分ずつ丁寧に淹れるのは、日本の喫茶店でもやっていることだがこうやってサードウェーブと銘打ってブームを作ってしまうところがアメリカだなあと感じた。
おみやげはちょうど自宅の豆をきらしていたのでこちらのものを。店長がブレンドしたコンゴとブラジル産の豆だということだ。しばらくはブルーボトルの余韻に浸らせてもらおう。
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