今一番輝いている女性の１人が勝間さんだと思う。
私が最初に勝間さんの本を手に取ったのは
表紙にロードレーサーに乗った勝間さんの姿を
見かけたから。ロードレーサーとしては「なんだ？」
と思って手に取ったのがきっかけだった。

本業は経済評論家•公認会計士であり
女優だとかスポーツ選手という目立つ職業ではないにも
かかわらず、自己啓発本の著者として認知度やメディアへの
露出度が急激に上がっている。
そのフォロワーはカツマーと呼ばれている。

どれか忘れたが、今までの勝間さんの書籍で
一番印象に残ったのは、ビジネスのフレームワークや
耳慣れないアサーティブやディープスマート力という
言葉でもなく、「起きていることはすべて正しい」という
フレーズだった。

そのフレーズがタイトルとなったこの本は
今までの勝間本のまとめと言えるようなものだった。

「今起きていることを否定したり、こうだったらいいなあと
夢想していても仕方がない。それよりは、起きていることから
何を学び取り、どのように行動すれば、いま一瞬のこの時間を
最大に活用できるか」（帯より引用）を考える技術がぎっしりと
紹介されている。

私もこの「起きていることはすべて正しい」というフレーズが
とても好きだし、勝間さんの言わんとする所には概ね共感できるので、
書かれている事を実行していこうと思っている（勝間手帳も買った。）

ただ、この本はこれまでの著書を読んでいる人には
新味が感じられないかもしれないし、勝間本として
最初にこれを手にした人には用語の解説などが
少々不親切かもしれない。