夕方、八重津ブックセンターへ向かうと
隣のビルの株価の電光掲示板の前に
テレビカメラのクルーが来ていた。
リーマン破綻の影響で東京市場も暴落したので
一般市民の表情を撮影しにきたのだろう。
茂木さんと養老さんの
「スルメを見てイカがわかるか!」
という新書を最近読んだのだが
その一節を思い出した。
「考えてみれば、銀行の計算上の借金が
どうのこうのという理由で、実体経済まで
ボロボロになってしまうのは、頭でっかちに
なりすぎて、神経症で身体の本当の調子が
分からなくなってしまったようなものかも
しれませんね。」茂木
私たちは少なくとも生きていくのに必要なものは
持っているし、明日食料がなくなるということもない。
今回のことは確かに大変なことかもしれないが、
必要以上に大騒ぎすることはないと思うのだが。
例によってまたマスコミは大げさに騒ぎ立てるのだろう。
月は満ちればまた欠けるものだ。
経済と人間が名付けたシステムの本質を
冷静に考えるべきときかも知れないと思う。
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