『おしゃれと無縁に生きる』村上龍

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おしゃれと無縁に生きるおしゃれと無縁に生きる
村上 龍

幻冬舎
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村上龍による「癒しと挑発」のエッセイ。9万部突破のベストセラー「無趣味のすすめ」第二弾!(JMMより)が発売された。『すべての男たちは消耗品である』というエッセイ集とは別の位置付けのようだ。エッセイ自体は『GOETHE』に連載されていたもので、編集部が提示したテーマに対して書く、というスタイルになっている。よって『すべての』シリーズほど各タイトルが挑発的ではないが、内容はほぼ変わらず。「小説家の仕事の一つは時代を正確に描写すること」という主旨のことを村上龍は以前言っていたが、今回も44のテーマに対して身も蓋もない事実が氏の独特の文体で綴られていく。

私が一番腑に落ちたのは「情報の取捨選択」の章だ。インターネットの普及で格段に便利になった反面、「どのようにして必要な情報を選べばいいのか」という以前にはなかった問題が指摘されている。しかし、自分がどんな情報を必要としてるかわかれば、どんなに膨大な情報があっても迷うことはないのだという。これは本書のタイトルでもある「おしゃれとは無縁に生きる」とも関係することだと思っている。村上龍が考え抜いて文章を書くように、私も何が必要なのか、何にフォーカスすべきなのか考え抜く必要があるのだと思う。

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